Monthly Photo   2007年


2007年1月       

帯広230あ2096
十勝バス

日野PKG−RU1ESAA/2006年式 ジェイ・バス セレガハイデッカ



 昨年11月下旬に十勝バスのポテトライナー用に導入された新型セレガハイデッカ。
新・燃費基準適合により型式が変更されて以降では、この車が道内初導入となる。
 これまでSHD車が導入されてきた同社のポテトライナー専用車では、はじめてのハイデッカ
となったが、装備はセンタートイレ装備、3列(後部は4列)シートなど、遜色ないものになっている。

 撮影:管理人 2006年12月 中央バス札幌ターミナルにて
 


2007年2月       

札幌200う・・・1
東交通

三菱P−MS729SA改/1989年式 三菱自工名自 エアロクイーンM



 規制緩和以来、新規参入バス事業者が続々と登場している一方で、近年は消え行く事業者も
見られるようになってきた。昨年は浦幌のラポロ交通、小樽の小樽運河観光バスが廃業した。
さらに昨年末には、札幌市にあったヤマニ観光が会社を整理してバス事業から撤退した。※注
 今月の表紙は、塗装から想像できるとおり元ヤマニ観光の車両である。
元登録は札幌200か1327。ヤマニ廃業後、新たに東(あずま)交通が設立されてそちらへ
移籍したとのこと。ちなみに元ヤマニ観光の車両は全てが東交通へ転籍したわけではなく、
新車で導入されたセレガR・GDは本州へ転売されたとの情報も入ってきている。
 競争原理の下で、事業者の淘汰は一層行われていくであろう。しかし、安全輸送を蔑ろにした
競争にならないことを願いたい。

※注 追加情報07/06/02:ヤマニ観光は大型車を放出しましたが、小型車による観光貸切事業は継続しています。
    大変失礼いたしました。
 
撮影:管理人 2007年1月 新千歳空港にて
 


2007年3月       

札幌200か1873
三洋観光バス

いすゞP−LV719R/1990年式 富士重工15/HD-2



 昨年から三洋観光バスは、SHD車の積極的な導入が目立っている。
しかも、それまで在籍していなかった車種もかなり導入されており、エアロクイーンMV、エアロクイーン1
やセレガGTなどがプレステージカラーをまとって続々と登場した。
 年が変わり、今度はHD-2のいすゞ車が複数台導入されている。今回導入された車両はいずれも、
以前は道内の他社で使用されていた車両である。HD-2では既に日産ディRAが導入されているが
プレステージカラーの組み合わせはセレガ・エアロクイーンに見慣れたことからすれば新鮮に映る。
同社では久しぶりのいすゞ車の導入、そして減少しつつあるHD車の去就を含め、今後の動向にも目が離せない。
 撮影:管理人 2007年2月 新千歳空港にて
 


2007年4月       

室蘭200か・475
道南バス 235

日野PKG−RU1ESAA/2007年式 ジェイ・バス セレガハイデッカ



 道南バスに初の「セレガーラ」が登場した。
セレガハイデッカの後部トイレつき都市間仕様車である。廉価版である「リミテッド」ではない
アクセントピラーとフロントイルミが装備された仕様。
 この塗装に斬新なボディとの組み合わせの印象は、決して悪くない。
札幌〜室蘭間の「白鳥号」などで活躍を始めたばかりである。

 撮影と画像提供:ゲリラ投稿OYAZI様 2007年3月 札幌駅前にて
 


2007年5月       

室蘭200か・333
イーグル観光企画 

いすゞPKG−RU1ESAJ/2007年式 ジェイ・バス ガーラスーパーハイデッカ



 先月に続いて再び「セレガーラ」である。
イーグル観光といえば初期はエアロクイーンKを主力とし、最近はふそう車から日野車へとその中心を
移しつつあるが、依然として移籍車中心の陣容であった。
今回初めて新車を、しかも初めてのいすゞガーラSHDで導入ということで注目される。
写真のEGLツアー色の他、自社塗装と併せて2台が導入された。

 撮影:管理人 2007年4月 新千歳空港にて
 


2007年6月       

札幌230い5310
ジェイ・アール北海道バス 
744-5819
三菱U−MS821PA/1995年式 三菱自工 エアロクイーン1



 ジェイ・アール北海道バスは、以前からサッカー「コンサドーレ札幌」の選手輸送を行っているが
この春、新しい2代目専用車が登場した。
これまでは90年式三菱U−MS729SエアロクイーンM(札幌230あ5310)が使用されてきた
。都市間高速車として登場して以来17年間を経て老朽化、今回の代替となった。
導入されたクイーン1は本州で都市間高速用途に使用されていた車両を改装、初代車譲りの
専用デザインが目を引き、移籍車ながら遜色ない存在感を誇っている。
チームの選手輸送以外に観光貸切で走ることも多く、初代車に引き続き親しまれることであろう。
 なお初代車の廃車後は、残念ながら4月に業者の手で解体処分となった模様である。
 
 撮影:管理人 2007年5月 新千歳空港にて
 


2007年7月〜8月       

札幌200か1981
北海観光バス

三菱U−MS726S/1993年式 西日本車体92MC ネオロイヤルC-1



 今でこそ日産ディーゼル車の標準車体として全国に普及し、珍しくなくなった西日本車体のバス。
しかしほんの数年前まで、北海道では存在だけでも話題になるほど珍しい存在であった。
今回紹介するのはそんな頃の92MCネオロイヤルC-1である。北海観光バスに初めて導入された
西工ボディ車は、関西地区の貸切事業者で活躍していたもの。シャシは同社ではおなじみの三菱
ふそうである。現行02MCと比較してシンプルなマスクが、かえって新鮮な印象である。

 撮影:管理人 2007年7月 新千歳空港にて
 


2007年9月       

釧路200か・300
阿寒バス

日野PKG−RU1ESAA/2007年式 ジェイ・バス セレガスーパーハイデッカ インターシティ



 8月、阿寒バスのスターライト釧路号専用車として1台が導入されたニューセレガSHD。
これまでとは一線を画すオレンジ色1色の車体がまぶしい。
 道内における「セレガーラ」SHDインターシティは北海道中央バスのセレガ&ガーラに続く
3台目であるが、標準では引き違いとなる仮眠室窓が寒冷地対策からか固定窓仕様になって
いることが注目すべき点となる。

 撮影と画像提供:ゲリラ投稿OYAZI様 2007年8月 中央バス札幌ターミナルにて
 


2007年10月       

函館200う7777
ケーエス北の星観光バス

三菱ふそうBKG−MS96JPQ4/2007年式 MFBM エアロクィーン



 今年夏、待望のフルモデルチェンジを果たした三菱ふそうエアロクィーン&エアロバス改め
エアロエース。9月に入り全国ユーザーへのデリバリーが始まった。
北海道内でトップを切って導入したのが、函館のケーエス北の星観光バスである。
エアロクィーンが5台導入され、創業期から使用されてきたMS8系エアロクィーン1と代替して
走り始めている。
ライバル、セレガ&ガーラと比較してシンプルな造形が対照的な、今度のふそう観光車である。

 撮影:管理人 2007年9月 新千歳空港にて
 


2007年11月       

札幌200か2071
千歳相互観光バス

日野ADG-HX6JLAE/2007年式 ジェイ・バス ポンチョロング



 今年9月から、千歳市コミュニティバス「ビーバス」の専用車が日野ポンチョに更新された。
 ポンチョが北海道内で導入されたのはビーバスが初めてである。これまで使用されてきた
オムニノーバ・マルチライダーと比較して大きくなった車体で収容力が増した。これとともに
輸入バスに多くみられる整備保守性の問題も、国産車になったことでクリアできそうである。
 運行を担う千歳相互・中央バスの両事業者に各1台所属し、これまでの専用車と同じ塗装で
活躍中。

 撮影:管理人 2007年9月 千歳市内にて
 


Monthly Photo       

札幌200か2094
ジェイ・アール北海道バス

ネオプランN326J/1992年式 G・アウベルター スカイライナー



 日本シリーズ制覇は逃したものの、2年連続でパ・リーグ優勝の栄誉に輝いた、北海道日本ハムファイターズ。
その優勝記念パレードが11月24日に札幌市内で行われた。
 昨年同様、日の丸自動車興業のスカイバスを借用しジェイ・アール北海道バスが運行を行ったが、全国で運行
されているスカイバスのスケジュールゆえに都合が付かなかったのか、今回のスカイバスはOP−2号1台のみの
借用であった。その代わりにジェイ・アール北海道バス所属のエアロクィーン2台の開閉窓部分を外してパレード
走行に加わっていた。ちなみにOP−2号は昨年のパレードの際も、札幌の地を踏んでいる。
 永らくチームを率いてきたヒルマン監督が帰国、新監督の下で来シーズンを迎える日ハム。
果たして、来年も優勝パレードでスカイバスが走る姿を見ることができるのだろうか。

 撮影:管理人 2007年11月 札幌市内にて
 


      

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