Monthly Photo 2008年
2008年1月
旭川230あ7720
旭川電気軌道
三菱ふそうBKG−MS96JP/2007年式 MFBM エアロエース
ケーエス北の星観光バスに導入されたエアロクィーンに続き、ハイデッカのエアロエースも
ついに道内事業者への納入が始まった。07年12月上旬に登場したのが、旭川電気軌道の
貸切車である。おなじみの白い車体に雪の結晶がちりばめられたデザインは、シンプルさゆえに
新型のボディラインを損なうことなく見せている。
12月下旬には道南バスにもエアロエースの都市間仕様が導入され、いよいよ新型エアロが
見られる機会も増えてきたようである。
撮影:管理人 2007年12月 新千歳空港にて
2008年2月
札幌200え・・・1
はまなす観光バス H-26
三菱ふそうBKG−MS96JP/2007年式 MFBM エアロクィーン
はまなす観光バスに初のMS9系新型エアロシリーズが導入された。
昨年12月に登録され、新年1月から就役したのは新型エアロクィーン1台。塗装は従来から
おなじみのものであるが、最近から入るようになったホームページURLが目新しい。
このほかにも道内各社で引き続き新型エアロシリーズの導入が予定されている模様で、
今年はこの表紙にも幾度となく登場することであろう。
撮影:管理人 2008年1月 新千歳空港にて
2008年3月
札幌200か1879
北海道帝都
三菱U−MS821P/1994年式 三菱自工名自 ニューエアロクイーン1
2007年末、北海道内からバス事業者がまた1社消えた。
長沼町に本拠を置く貸切事業者、北海道帝都が事業を廃止した。2001年からおよそ6年間の
事業活動であった。おもに釣り客の輸送を得意とする事業者で日本海沿岸の海岸でよく見かける
ことができたが、近年は今回の画像のようなSHD車を導入して海外からのインバウンドなどの
旅行客の輸送も手がけていた。
所有していた車両はHD車の殆どが廃車解体の運命にあり、一部HD車が近隣の事業者に移籍
した。画像のAQ−1は元阪神電鉄の空港リムジン車。北海道帝都のフラッグシップ的存在であった
が、事業廃止後本州方面へ譲渡された模様である。
撮影:管理人 2007年9月 新千歳空港にて
2008年4月
札幌200か2178
北海道中央バス
三菱ふそうBKG−MS96JP/2008年式 MFBM エアロエース
このところ、札幌圏の事業者各社は新車ラッシュである。最大手北海道中央バスでは乗合車
と都市間高速車がデビューした。中でも昨年フルモデルチェンジを果たした三菱ふそうMS9系
エアロエース/日産ディーゼルAS9系スペースアローAが都市間高速用に導入されたこと、また
日野ブルーリボンシティハイブリッドが導入され、札幌圏に初めてのハイブリッドバスが走り始め
たことが特筆される。後者についてはジェイ・アール北海道バスとじょうてつにも導入されている。
今回紹介の2178は2179とともに岩見沢営業所に配属された。トイレが装備されない、比較的
簡素な仕様である。
撮影:管理人 2008年4月 中央バス札幌ターミナルにて
2008年5月
札幌200か2141
空知交通
日野BDG−RX6JFBA/2008年式 ジェイ・バス リエッセ
今年3月をもって撤退した北海道中央バスの芦別市内線系統を引き継いで走り始めたのが、
地元でタクシーや貸切バス事業などを展開する空知交通である。路線バス参入に際して用意
されたのは、日野リエッセ4台。うち2台がステップリフトを備えた新車、残る2台は前中扉の
移籍車である。「キラキラ」バスと名づけられたデザインは前者が青地、後者が白地の色違い。
地域住民の交通手段として、小さい車体で大役をこれからも担っていくことであろう。
撮影:管理人 2008年4月 JR芦別駅前にて
2008年6月
札幌230あ3310
札幌観光バス 地球1
三菱ふそうBKG−MS96JP/2008年式 MFBM エアロエース
歴代の三菱ふそう製観光バスを主力としてきた札幌観光バス。
この春、同社にもMS9型新シリーズ車が導入された。ハイデッカのエアロエース3台で、定員は57人
(正席45+補助席10+乗員2)。まず目を引くのは新しい車体に纏った、斬新なデザインの外装。
衛星が撮影した地球を思わせる姿は、北海道のさまざまな風景の中でひときわ存在感を主張するであろう。
側面の社名がやや目立たなくなってしまっている感はあるにせよ、乗る人・見る人に強い印象を与えるに違いない。
撮影:管理人 2008年5月 新千歳空港にて
2008年7月
札幌230あ・713
テーオー運輸(恵庭交通)
三菱ふそうPDG−MM96FH/2008年式 MFBM エアロエース ショートタイプMM
今年から再び親会社のテーオー運輸に併合された恵庭交通。
この春、新車が導入された。エアロエースのMSと、発売されたばかりのショートタイプMM。
MMはもちろん道内初導入である。MSのデザインを9mサイズに凝縮したスタイル、一新した
側面のロゴタイプなどが新鮮な印象を与える。
撮影:管理人 2008年6月 新千歳空港にて
2008年8月
札幌200か1861
じょうてつ
三菱U-MS821P/1994年式 三菱自工名自 エアロクイーン1
7月1日から、新千歳空港と定山渓温泉を結ぶ空港連絡バスが運行を開始した。
じょうてつと北都交通が其々1往復の合計2往復が設定され、空港行きは午前中定山渓を発ち
定山渓行きは午後新千歳空港を発つ、温泉宿泊者向けのダイヤ設定としている。
じょうてつの専用車はこれまで近距離貸切などに使用されていたエアロクイーン1に専用色を
施したもの。以前は関西方面の空港リムジンバスとして使用されていた車であり、事業者が変わ
れど再び空港アクセスに使用されることとなったのは、何かの縁であろうか。
撮影:管理人 2008年7月 新千歳空港にて
2008年9月
札幌200か2259
じょうてつ
三菱KC-MK219F/1997年式 三菱自バス製造 エアロミディ
先月に続いて、じょうてつバスの話題を紹介。
9月1日から「川沿おでかけバス」の専用車が三菱エアロミディMK中型車2台に変更された。
これまではいすゞキュービックLV2台が2004年秋から使用されてきたが、これで代替となる。
MKはグループの東急バスで東急コーチの路線に使用されていたものであるが、もうKC-規制
世代の車両が移籍してくることに、時の流れを感じてならない。
東京から札幌へ。走る土地は変わっても、住宅地の足としてバスサービスを担う任務は変わらない。
撮影と画像提供:SYS様 2008年9月 札幌市内にて
2008年10月
札幌200か2266
ケイエムトラスト旅行サービス
日野U-RU3FTAB/1991年式 日野車体D7 セレガGJ
近年、関西地方の今はなき事業者、紀和交通の名車「フォースターグランジェット」を模した塗装
を施した車両で注目されているケイエムトラスト旅行サービス。これまではその殆どが紀和交通
以外の事業者で使用されていたものであったが、この夏初めて「ホンモノ」の紀和交通車が登場
した。しかも中扉乗降、豪華仕様の「フォースターリミテッド」である。
同社は正式にこの塗装の使用権を取得しており、遠い北海道で正式な継承者としてこの名車が
これからも活躍を続けていくことであろう。
撮影:管理人 2008年9月 新千歳空港にて
2008年11月
札幌230あ・901
北海観光バス
三菱KC-MS829PA/2000年式 MBM エアロバスハイデッカ
今年9月、北海観光バスが大阪バスグループに経営権を譲渡し、新体制となった。
創業者である前社長の後継者難での決断とのことであるが、原油高騰、利用者減に悩まされる
道内バス事業者再編の一端にも見受けられる。
ともあれ、関西・中京・関東地区のグループ各社から車令の比較的若い車両の移籍が10月から
始まり、MS8系エアロバスHD、先代セレガGJが大阪バスカラーで活躍を始めている。
これと引き換えに従来の主力であったMS7系エアロバス・エアロクイーンとU-規制車のセレガなどが
引退するとのこと。
永らく親しまれた「青と緑」の北海観光が消えていくことは惜しいが、新生北海観光バスのこれからに
期待が高まる。
撮影:管理人 2008年10月 新千歳空港にて
2008年12月
札幌200か2293
道南バス 351
日産ディBKG-AS96JP/2008年式 MFBM スペースウィングA
道南バスに「高速はこだて号」用の新車が導入され、つい先日(11月末)から就役した。
これまで導入されてきた日野セレガおよびセレガRインターシティに代わって、今回は
初のニッサンディーゼル(三菱ふそうOEM)スペースウィングA夜行仕様が導入された。
同社ではこのほかにも観光貸切用途にスペースアローAも導入されている。
なおこのクルマ、一切エンブレムがないため外観からはUDかふそうのどちらのブランドか
判明できないが、登録待ちの情報を聞く限りニッサンディーゼル車とのことであり、ここでは
そのように紹介させて頂きます。(2009.2.24 解説訂正)
撮影:管理人 2008年12月 大谷地バスターミナル前にて
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