Monthly Photo   2012年


2012年1月       

札幌200か3095
道南バス
89
三菱U-MP218K/1995年式 富士重工17型E(7E)



 昨年7月に北海道拓殖バスへ移籍してきた、富士重7Eボディの3扉三菱車
についての話題は昨年9月の表紙で紹介したが、僚車だった同型の1台も北
海道に渡り、道南バスへ導入されて11月から活躍を開始した。
 当初は室蘭200か・714として竣工したが、まもなく札幌営業所に配置さ
れて、札幌200か3095のナンバーを付された。札幌ではスクールバスとし
て契約輸送にあたっている。
 希少な存在である2台がともに北海道内で再起したことは、大変興味深い。
 
 撮影:管理人 2011年12月 道南バス札幌営業所にて
 


2012年2月       

札幌22か2922
北海道バス

日野KC-RU4FSCB/1997年式 日野車体D7 セレガGJ



 昨年7月に大阪バスグループ入りした、旧・三洋観光バス改め札幌バス。
昨年後半より、車両の動きが出始めている。エアロクイーンIIの一部が除籍
され、本州のグループ外事業者へ移籍したり、セレガGJの一部は道内の
グループ事業者である北海道バスや東日本バスへ移籍した。
 2922と2923は、札幌バスから北海道バスへ移籍した。JTBの契約車
だった車体は、大阪バスグループカラーに変更されている。同型車にはプ
レステージカラーから大阪バスグループカラーへの塗り替えも始まっており、
全国のグループ事業者間を含めた車両の動きも予想されそうだ。

 撮影:管理人 2012年1月 新千歳空港にて
 


2012年3月       

札幌230あ2323
美唄自動車学校

いすゞLKG-RU1ESBJ/2012年式 ジェイ・バス ガーラ・ハイデッカVP



 2012年も初頭から、さっぽろ雪まつり特需に合わせて導入された新車が
各社に導入された。美唄自動車学校(美自校観光バス)ではガーラHD-VP
を2月に導入。2323と札幌200く2222の2台が活躍を始めている。

 撮影:管理人 2012年2月 新千歳空港にて
 


2012年4月       

室蘭200か・663
苫小牧市交通部
332
いすゞKC-LV280L/1997年式 いすゞバス製造 キュービック・ワンステップ



 2012年3月31日。札幌・函館のなきあと、北海道最後の公営バスとなっ
ていた苫小牧市営バスが事業を民間移譲して運行を終了した。地元市民の
かけがえのないインフラとして活躍してきた歴史は、ここに幕を下ろした。
 末期は様々な経営努力を講じていたが、移籍車の導入もその一環であっ
た。332号車は10年に入った苫小牧市営バス最後の導入車。もとは首都
圏の大手私鉄系バス事業者に在籍していた。非冷房・ツーステップ標準床
車が残る中で、冷房装備のワンステップ車はサービスアップにも貢献した。
 4月からは道南バスの路線として、旧市営バスは走り続ける。車両の大半
は同社に譲渡されたが、経年車の除籍は時間の問題と思われる。しかし、
332号車のようにまだ活躍できる世代の車両は、引き続き市民のために走
り続けることであろう。
 撮影:管理人 2012年3月 苫小牧市交通部にて
 


2012年5月       

札幌230あ・986
北海道バス
日野LKG-RU1ESBA/2012年式 ジェイ・バス セレガハイデッカ



 昨年3月から運行している、北海道バスの都市間バス「函館特急ニュース
ター号」に、この4月から3列シート車が3台加わった。1台は今回画像の新
車、他2台は本州でツアーバスとして使用されていたPKG-規制の移籍車で、
いずれもセレガハイデッカである。これにより、6往復中の半分が3列車での
運行となった。
 撮影:管理人 2012年4月 札幌駅前にて

      


2012年6月       

札幌200か3162
北都交通
日野LKG-RU1ESBA/2012年式 ジェイ・バス セレガ・ハイデッカ・リミテッドエディション



 今年3月、銀嶺バスと北都交通に合計10台の新車が導入された。何れも
ハイデッカ車で、都市間高速仕様(両社)と空港連絡バス仕様(北都交通)で
導入されている。
 空港連絡バス仕様はセレガ・HDリミテッド&ガーラ・VPをベースとして差し
替え式の行先表示を採用。貸切車に近い外観となっている。これらの導入
により、一部便で使われていたミドルデッカー車が退役している。
 撮影:管理人 2012年5月 新千歳空港にて


2012年7月       

帯広200か・185
北海道拓殖バス

いすゞKC-LV782R1/1997年式 いすゞバス製造 ガーラGHD



 最近のバス事業者は、導入メーカーの構図が大きく変化してきている。UD
トラックスがバス製造から事実上撤退したことで国産バスメーカーは3社。し
かし日野といすゞは、ジェイ・バスを通じて同じものを製造しているため、実質
2社が製造を手がけているに過ぎない現状である。移籍車の導入でも、価格
の問題などからも特定のメーカーに拘って入れている暇はないという状況も
見えなくはない。
 北海道拓殖バスは以前の三菱ふそう車が多い印象が崩れ、乗合では日野
と日産ディーゼルが増える一方、貸切と都市間高速車ではいすゞの台頭が目
立つ。
 ・185のガーラGHDは、今年4月に自己破産した大一ハイヤーから移籍し
た。元はカタログカラーで使用されていた、型式認定受審車である。大一ハ
イヤーからは他にも数台移籍したほか、十勝管内のその他事業者へも移籍
している。
 撮影:管理人 2012年6月 新千歳空港にて
 


2012年8月       

札幌200か3226
千歳相互観光バス

いすゞKC-LV380N/1998年式 いすゞバス製造 キュービック・ワンステップ



 今年春、千歳相互観光バスに導入された初のいすゞキュービックLV。出
元は、これまで同社で継続して導入されている路線車の元ユーザーと同じ
だが、車種選択の意外さに驚く。いすゞ車はこれまで貸切車としては導入さ
れてきたが、乗合車は初となった(旧・千歳バス時代は在籍した可能性あり)。
3226と3247の2台が導入されており、新塗装で運行されている。
 撮影:管理人 2012年7月 千歳市内にて
 


2012年9月       

札幌200か3243
ジェイ・アール北海道バス
527-8835
日野KC-HU2MPCA改/1998年式 日野車体 ブルーリボン・ワンステップ



 今年5月に導入された乗合車で、関西方面の大手私鉄系バス事業者から
の移籍車。長尺乗合車が中古車として出回ることは、様々な事業者を通じ
ても珍しい。同型車は計4台で、厚別営業所に導入されている。

 撮影:管理人 2012年6月 札幌市内にて
 


2012年10月       

札幌200か3257
北海道中央バス

三菱ふそうQRG-MS96VP/2012年式 三菱ふそうバス製造 エアロエース



 北海道中央バスでは、6月に12年度の都市間高速・定期観光の乗合車
が新製導入された。排気ガス規制が変更となって初の新車である。3257
は札幌北営業所に在籍。テレビやトイレなどを装備しないノーマル高速車と
して導入されている。

 撮影:管理人 2012年6月 新千歳空港にて
 


2012年11月       

札幌200か3310
じょうてつ

日野KC-HU3KPCA/1999年式 日野車体 ブルーリボン



 2012年9月、じょうてつ川沿営業所に導入されたブルーリボンのトップド
ア車。元は系列の東急バスで使用されていたもので、同型2台が揃ってじょ
うてつへ移籍した。貸切車として契約輸送に使用されている。

 撮影:管理人 2012年10月 地下鉄真駒内駅前にて
 


2012年12月       

札幌200か3351
ジェイ・アール北海道バス
OP-2
ネオプランN326J/1992年式 G・アウベルター スカイライナー



 札幌ドームに本拠地を置く北海道日本ハムファイターズは、2012年のパ
シフィックリーグ優勝を遂げた。これを記念して11月24日、札幌都心で優
勝パレードが行われた。09年以来となるパレードでは、日の丸自動車興業
のスカイバスが久しぶりに札幌の地を踏んだ。OP-2と3の2台がジェイ・ア
ール北海道バスに貸し出されたが、この2台は06年のパレードでも使用さ
れている。
 パレード終了後は東京に返却された。
 撮影:管理人 2012年11月 札幌市内にて
 


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